平成22年6月16〜30日 更生刑務所日記(苦しい時期でも 1日は進んでいく  その日に向けて!!)

6月16日

今日は工場担当の山北先生が休んでおり9工内は問題だらけになってる。

①私の部屋内がゴチャゴチャなこと。

②12室の伊藤さんが鈴木さんに暴行を働き調査になったこと。

③深田先生(訓練の指導技官)が訓練生に文句を言ってきたことです。

①はよくわからないまま長澤さんと野田さんの言うがママに動きそしたら独居に行くことになった。

②訓練生同士でイジメがエスカレートして暴行に発展した。

③は同期の訓練生が答えを見たり楽をしてたからこんなことになってしまった!

 

6月17日

運動中には磯部さんが私のことを心配してくれ話しかけたりしてくれました。

本当に優しく「最近大丈夫?」とよく聞いてくれたり

「俺がもミソのことを面倒見るから」と言ってくれたり、本当に大好きです。

今の私に中には近寄ることによって嫌な思いをさせてしまうんではないか?とか周りがとか弱気な気持ちになっております。

でも感謝したいです。

私の見ていないところで動いてく野田さんと長澤さんに話をしてくれ独居に移ることを促進してました。

野田さんが、落ち着いたにもこの2人の力があってこそです。

逃げも隠れもできない、こんな場所だけからやるしかないけど、川越小刑のキツイところなのかもしれない!

受刑者間のトラブルで、行進中に走って逃げたり、工場から出たいから、暴行や不正をしたり追い込まれている人は何でもするのだろう!!

しかし自動車整備3級は絶対取得してやる!!一人でもいい!!必ず取ってやる。

今日は深田技官がわたしたち訓練生に対して「計算係に圧力をかけて、テストを不正している」疑いがあると言って教室に入り込んできた。

その中で、私自身は不正は、一切行っていない!!その中で不服に思った受刑者たちが、刑務所に対して不服の申立という手続きを行います。

そして、深田先生が今後の授業の方針を決めたことに対して不服申し立て願を書くために雑居の部屋で独居生活することになりました。書くのには、一人部屋じゃないと行けないみたいです。

こんな広い部屋に(13畳)に1人テレビ、扇風機を使いたい放題。

今までいた11室は私の力のなさにより、居場所をなくしていました。

逃げられない部屋で受刑者同士がグルになり、追い込むことが川越少年刑務所では当たり前に行われています。

常識は通用しないし、生きていくためには、自分をしっかり持たなくては無理だ!!

まさにジャングルに何も持たないで生きている状態だ!!でも絶対に殺されることはないから、何を言われても、反応しなくても自分の考え方や生き方は自分のものだと感じた。

 

6月21日

今は不服申し立てのため雑居独居で生活しております。

17日にここにきたのですが色々なことがありました。

まずは私の誕生日です。

26歳になり大人になっちゃい、年も川越少年刑務所では生活できないトシです。

仮に、懲罰なった場合は、ソッコウで達年で他施設に移送されます。訓練生だからこそ、9工場で生活できます。

なんかあり次第、達年移送になると思います。

あと刑の満期まで5年だぜ。

時もだいぶ進みました。

19日はサッカーワールドカップ日本対オランダがあり前半30分までみれ幸せを感じました。

惜しくも0対1で負けてしまった。

21日山北先生が一週間ぶりに工場に来ました。

影では、仲が良い小林さんと金さんが話をしてくれ、いい話し合ができました。

6月22日

今日は最近9工に来てから私を困らせてきた長澤さんと森さんが調査になりました。9工場をグチャグチャにしていた二人です。

本当に色々なことがあり川越の問題児たちですが自分の自信が強く、人に空気(そそのかし)が入れるのがうまくある意味すごい人でした。

って懲役だからできることであってシャバだったら相手にされないと思います。

調査内容は運動の紙を作業中に作成してましてオヤジに見つかりパチられ反抗してあげられました。ある意味頭が本当に悪い人でした。

懲役では仲間を作ると結局は、仲が良いからこそ、引くところを引けなくなってしまいこんなことになるんだとつくづく思います。

森さんも結果的に、ついていく人を間違えてのかな?ちんころは一切してないから俺は大丈夫です。

誕生日おめでとう!プレゼントサンキュー。

こんなハメや足の引っ張り合いがあるからこそ、明日から引き締めて工場生活をしないと私も危ないから気をつけて行きます。

6月26日

刑務所が受刑者に対してカラオケ大会を開いてくれて、その時の歌手知里さんの歌をきき迫力を感じました。

ありがとう。

カラオケ大会にて9工場から伊佐さん(同期訓練生)が歌いました。

私の思い出の曲「瞳を閉じて」です。

3位に入賞しました。

12工からはヤスが出てましたが結構うまかったです。

 

6月30日

山北先生(担当)が私のことを心配してくれ話を聞いてくれました。

この話中で、小林さんは舎房の私への感想はバカで抜けているけど問題は一つもないと言ってくれていたようです。

訓練のやすり実習では過去最大の速さで順調です。

このままぶっちぎります。

 

 

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