平成22年6月4~15日 更生日記(地獄の舎房生活 男の修行)

6月4日

今日は運動会でインターバルをやり6本だけ走りました。

9工に来て少しずつですが体力がついてきました。

また運動中に小林さんに部屋で厳しく野田さん(1期前の訓練生)に言われていること聞かれた。

その発言が全部間違っているわけではなくその言葉により成長できれば嬉しいことではないかと教えてくれた。

タケのオヤジ(社長)も若い時に苦労を重ね今の地位まで上がった、だからタケも今は苦労しろ!!と言われた。心強かった!

私は出所後この男には絶対会いたいと思う!言葉で助けられている!!

人間が大きすぎ会いたいと伝えられないけど本当に心から感謝しております。

舎房ではゴミのようにバカにされるが絶対に我慢してやるぞ。

ばかにされ、悔しいが、絶対に耐えます。

資格を取る!

絶対に絶対に絶対に悔しい!見返したい!

 

6月5日

人の受け答えを考えたいと思った。

怒られた時はすいません、褒められた時はありがとうございます。

怒られた時は相手の方を見て話を聞き謝る。

悪いことをした時は時間が経ったらもう1度謝る。

今後どのようにしていくか夜考えました。

はっきり言って俺は記憶力がないが頭を使い少しずつですが直していきたいと思います。

 

6月9日

今日は色々なことがありました、午前中は母が面会にきてくれました。

顔はなんかおっとりしてて話し合えた気がした。

外にいる時は俺のことをとことん考えてくれたみたいです。

パンツを一枚差し入れてくれました。

午後は体育祭があり大縄跳びにいくときに12工の人間と話をしてしまい担当の山北先生に大怒鳴りをくらいました。

夜は野田さん(1期前の訓練生)、長澤(ヤンチャ軍団のボス)に犬のようにやられたけど3分で無理って言った。

 

6月12日

24時間365に続く人間関係だけど今は空気になってます。

辛いような気がしたけど静かで本当にいいです。

人間は嫌われてしまえば逆に気を使わなくていいと思う。

仲良くなることはもう無理だと思うが全員から嫌われても俺は俺、外で不良になるのにいい方向を目指してその先に何があるのか?と聞かれ。

嫌われることが当たり前にならなくてはこの先はない!俺は俺!!

 

絶対にブレずに、腐らずに乗り越えます。

9工にきて2ヶ月半がすぎますがこの工場は人間の入れ替わりがないので1度作った立場はなかなか取り返すことができない。

みんな暇なのか、1人の人間に対しての感傷が多い。

チラ点(一瞬見てくる)が多く人の動きを目で追ってくるのが面倒くさいです。

1年間は絶対生き抜いてやります。

なんかあれば、喧嘩します。口で言われている時は、絶対我慢します。

 

6月15日

今週も色々なことがありました。

工場内の他の部屋では、伊藤さん(やんや軍団の特攻隊)が暴行で調査にいき、鈴木の親父(他施設から来た訓練生)は報知器を押していじめられているとかオヤジ(刑務官)に言い、そのまま伊藤が上がった(懲罰)。

昼休みに笑って、他施設の訓練生と話をしていたら野田さんに言われた。

意味わかりませんです。

懲役はハメとかドロドロで本当に嫌です。

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