5月3日
ゴールデンウイーク1日目は「王様ゲーム」を読んでいた。
裏切り屋とハメ、クラス内でドロドロした殺し合いをする本です。
配食にて中西、藤田、長谷川と一緒ですがどうも仲良くなりたくない自分がいます。
7工の人間は気持ち悪い、きどった態度で話をしてきます。
早い所ここから抜け出したいです。
休みが長い。
5月4日
入浴があり洗濯がありポテコが出てあっといまに2日目が終わってしまった。
配食中に、3工の仲間に訓練合格したことを伝えた。
5月5日
特食はポタポタ焼きが出た。微妙だった。
やっぽ甘いのがいい。
配食では2工と一緒ですが中西が調子に乗り出した。
人に注意を言いまくったりオヤジたちの文句をいいまくったり、聞いてるのが面倒臭いです。
影でしか言わないからイライラ。
人間関係は当たりさわららずが1ばんいいと思います。
本当にこれでいいのか?
いや俺は訓練に合格していてもうひと我慢なので絶対にそれでいいと思う。
それがあったからこそ今の位置にいると思う。
調理師とは誰もが羨むものだしもう一つもうひと我慢だ。
あと1ヶ月半です。
配食にて11工の先生に盛り付けがよくできていると褒められた。
嬉しいです。
5月6日
昼中は矢口先生が配食担当だった。
飯中に話をしたのですが裏腹に優しさを感じました。
作業中の顔とは全く違い尊敬してしまいます。
本当のメリハリがある男らしい先生だと思います。
(ホント、単純な奴ですね。俺)
5月8日
なぜ俺はミスばかりしてしまうのか?
今日は白物3点を配ったのですが2箇所間違えてしまった。
本当に悔しいと思います。
集中力が欠けているのかな?
運動中は石川さんと大谷さんの2人と走りながらペラを回していた。
2人も北海道で網走刑務所の近くでマイナス20度とかあるみたいで聞いてびっくりした。
5月9日
配食にてミスをした。
盛り付けの数を間違えてしまいました。
2日連続でやらかすと流石にこたえる。
7本も間違え他の工場まで迷惑をかけてしまいました、本当に悔しく思います。
白花豆を持ってきた、ロナウジーニョ(刑務官)には「炊場はミスをなくすためにピリピリしてやっているのに配食の方が7本も間違えてどうすんだ」と言われました。
その通りです。
気が抜けているのかな?
そんな中他の受刑者は優しく「うちらは大丈夫ですよ」と言ってくれた。
担当の(2階)は「俺も確認しないのが悪かった」と気をつかってくれ優しさを感じたあ。
川越少年刑務所はあと1ヶ月半を迎えた、あと少しが本当に長く感じます。
人間関係は良好ですが上にも書いたように失敗後の対応など面倒くさいだけです。
あと七週間で移送になると思います。
明日は矢口先生に謝りに行かなきゃいけない。
本当に憂鬱です。