平成23年8月3〜29日(責任者という立場!!やりたくない事でもやるしかない!)

8月3日

今日はかいちょう免業日です。(作業が免除され、教育を行う日)

最近は見ての通り日記を書く回数も少なくなってきました。

今の同部屋はチアゴ(ブラジル人でパワフル)、松岡さん(筋トレ好き)、春山さん(ヤクザかぶれ)、坂井(足が早過ぎる 川越NO1)、彫師の山下(デザインセンスの塊)の6人で生活しています。

夏になり生活も変わりプールやアイスなど日々運動を行なっています。

ずっと勉強していた簿記2級に合格しましたが、なかなか身が入らず今の私は完全に工場の作業である計算係に集中しています。

人間関係は、今のところ特別な問題などないのですが、ここは天下の問題児が揃う川越少年刑務所だからこそ、だんだん慣れてきた頃に大変になります。

古参者ということで、部屋の責任者とされ自分には関係のないことで注意を受けます。パワフルで気持ち良いメンバーですが、元気が良すぎて、しょっちゅう、うるさいと注意を受けます。俺が最年長だからこそ、大人しくしているが、人のことで怒られるのは本当にキツイですね笑笑。

工場では、同期訓練生も矢野君(若いいい奴)1人しかいなくて、問題児の訓練生が多くパワーバランスが違いすぎて、下からは、突き上げが多く指導補助ってなんなのか?普通は、私の同期訓練生が多く先輩集団として、力で勝るのに、私の場合だけ同期が調査・懲罰でいなくなりおかしな状況になっています。他施設訓練生も帰ってしまい、、、、。

当初、達年移送をせずに、川越少年刑務所に残る条件として、独居生活ができると、山北オヤジと約束したことは、全て水に流され私から指導補助をやりたいと言ったとか、残りたいと言ったとか、だいぶ変わってきてしまい、何なら、落ち着いた成人刑務所で生活できれば苦労もないのにミスが多いとか、あっちからこっちから、てんやわんやです。

一人で訓練生14名を見るのは、限界があるけど、これも受刑生活だと思うと、自然と乗り越えてやる!!と感じました。

私は、どうしても厳しく、キッチリ言わないし、人に近ずかれやすいからだめなのか?

もっと政治家みたいに、しっかり者の雰囲気が出せないし、対策として人との距離感が必要だと思います。

 

8月23日

独居の生活が始まった、ここ2日間は山北のおやじが休みのために内藤先生が9工場にきた。

内藤先生は優しく話してくれます。

今日は1年以上前に私と揉めた野田さんが釈放班に行った。

色々なことがあったし、最後の最後で2人で話し合い、少しだけ近づいた気がした。

最後まで距離がありお互い一歩も引かずに距離をとり続けてきたが最後にはようやく腹の底から素直に話せた。

最後の話は、残り景気もあり、開き直り不正に走ったこともあったようだが、最後の半年はみんなに支えていると感じたそうだ。

明るく工場の顔として9工を支えてくれ先輩として(年はタメ)すごく影響力があった!

 

8月29日

今日は森田氏、原田氏が面会に来てくれました。

色々な話を聞けました。

①梅木さんと竜二が同じ部屋にいるらしく俺によろしくと言っていたそうです。

②社長が「俺は手紙がかけない」と、言っていたようです。3万円の差し入れをしてくれた。

③イサルさんが丈は出所後にうちにこないか?と言っていたようです。

④日暮やよしおさんがよろしくと言っていた。

⑤森田は1年2ヶ月になり近く収監予定で保釈金は300万円払ったようです。

面会にて顔を見れて本当に嬉しく思いました。

やっぱ複雑な気持ちだが、仲間が1番です。

 

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