7月2日〜7日川越少年刑務所(向上心のない9工場)

7月2日

吉野がパチられて佐藤にクンロクを入れられていた。

嘘をついていたみたいだし俺にも態度が悪いから話したくはない。

ジャガイモやろー。

運動では走り込みをした。

ソフトではなく走り込みの方が気持ちがいいね。

体重も落ちそうだし。

7月4日

工場の空気は良くなっています。親父が少しずつ近づいてきて話しかけてきます。

よい印象になってきてますが表面だけの気がして微妙な気分です。

杉本はなんか気が合わないです。

先輩に向かって指示してはらたつ。

この1日の長さは半端じゃありません。

たのしみは飯だけですが明日は出版社から目録が届いたのでそれが楽しみ。受刑者は日々同じことの繰り返しであり外からの差し入れが自分の存在確認になります。

あとは社会からしてみると死人と一緒です。

ただおりの中に入れられて出所を待つだけ。

人間の生活ではない。

7月7日

筋トレ、腕立て、腹筋。

息を吸うときに5回で吸う時に8回やります。

腕はパンプされるし汗がすごい出てきます。

本当にやることがない、昼には爆睡してしまいます。

ぶたそのものですが入所時より体も引き締まり健康になったのかな?

母に手紙を書いた、申し訳ないなと思いながら本を頼んでしまいます。

今回は「受刑者読本」と「知って美味しい肉事典」と「男のプライド」を頼んだ。

 

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