更生日記 平成23年2月24日〜29日(受刑者なのに受刑者を指導する難しさ)

2月24日

ようやく大きく腫れた歯茎を切開して膿を出しました。

この一週間が痛みの我慢の週だった。

山北先生は移動が決まったらしく私にバレないように裏で動いてました。

どの先生が来るかわからないけど今の状態を維持していきたいと思います。

今日は2人の人間と話をしました、1人目は斉藤さんです。

長谷川さんが工場内が今後心配だと聞いて何を思っているのかと私に聞いてきました。

斉藤と話し気持ちの確認を行い、お互いが今まで以上に良くなったと思う。

最近は佐藤さんが悩んでいるのかな?と思い勝手に応援の言葉をかけました。

「お気遣いありがとう」と、言われました。

 

2月27日

本日は運動中に山北のオヤジに話をしに行きました。

今回の3月を最後に9工場からいなくなると思います。

今日はなしをした内容はというと、言葉使いを覚えた方がいいと言われました。

距離とルールがある受刑者間で「さん」を使うことは人間関係を良くするのに必要だと言っていましたが色々な考えがある中でどんな話し方をするのか自分で決めなくてはならないです。

今日は作業的にも暇になりのんびりしてましたが来月の終わりになれば忙しくなっていきます。

訓練の準備などです。

歯が痛くて運動制限がつき運動もしてないと飯もうまくなくどこかもう一歩だけ頑張りたいものです。

2月29日

今工場での私の立場は面倒くさいものになっています。

頭もいいわけではない、ただ我慢して上に登った私だからこそ下からのつけあげがすごいです。

揉めないようにやってきたのに全部を否定されて嫌な気分になります。

これでも我慢か!というくらい我慢しています。

工場運動中にバカにされ言われ笑って過ごす難しさ、苦しさ、これが成績に返ってくればいいのだがオヤジの評価すら微妙な感じです。

あと1ヶ月後になればわかることだがラスト人踏ん張りです。

川越少年刑務所は運動ができれば面倒を見られる、本当にクソみたいなところです。

あと3年9ヶ月我慢できるかな?

 

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