平成20年9月9〜13日 更生日記 (移送され半年ぶりの外の景色 さようなら)

9月9日

今日は千葉刑務所から川越少年刑務所に移管された。

外の風景を見たらハデでした。

この中はどこを見ても真白なのですごかった。

俺は多分ここで長き年月を生きていきます。

周りを見ると若く俺と同い年くらいです。

手紙は金曜日なので明日かく。

ではおやすみ。

9月10日

やっと2日目の作業が終わりました。

川越はツクツクホーシと鳩の鳴き声のラッシュです。

作業内容は10センチくらいの紙をさわるだけ。

明日もこれ。

飯はうまいです。

今日、横の横の人間が担当さんといいあいになり連行され保護局に連れて行かれました。

結局夜に帰ってきました。

椅子を持ち上げたり、かべ蹴ったり、ドア蹴ったりしてました。

 

9月11日

作業はテープをロボールに付けまくる袋作りの練習のような感じでした。

今日は長谷川から手紙が来ました。

相変わらず女がいないようです。

俺もいないよ、むしろもっとこの世の1番下です。

手紙を見たらう嬉しかった、ありがとう。

今日は母の誕生日。

9月12日

仕事が終わった。

今日も昨日と同じだった。

9月13日

今日は仕事がない。

一ノ宮の十二社祭りの日。

昨年の今頃は何してたかな?

とりあえず仕事してたな。

夜はみんなで行ったけど森田と俺は別行動。

多分この後一生線をひいて生きていくことになると思う。

上下関係なく何もかんがえず一緒にいた。

悪いことをすると2人でやっていたから仲が悪くなった。

悪いことをすると自分に倍以上になって返ってくる。

悪いことというのは私にとっては法を犯すこと、人に言葉の暴力を振るうこと、自分の得のために人を騙すこと。

まだまだあるが悪いことをすると自分の評価が下がりまた信用をなくす。

その重荷が2人の中を悪くさせた。

仕事上の上下関係で距離ができた、その上下により待遇が全然違うから下は上がにくくなり上は下に気まずくなりました。

もともと仲が良すぎたためにそうなる。

それを無くすためには誰にでも一線をおき相手の感情を出し難くする。

そのためには男にならなくてはだだめである。

俺の中の男とはやる時はやる、笑う時は笑う、自分より人の心、優しさ、力強さ、マナーが男である。

そうならなくては上にはいけない。

おすすめの記事